トラウトを追いかけているアングラーであれば1度は訪れてみたい北海道!その広大な自然には美しいトラウト達が生息しています。
今回はそんな北海道のトラウトフィールドの1つを北海道民が写真といっしょにご案内!
屈斜路湖で釣れるトラウトの種類からポイント、湖の様子までお伝えできればと思います。
リリースから好評をいただいている「RIPPLE #1 僕たちの遠賀川」
屈斜路湖は日本最大級の天然湖
屈斜路湖は北海道の東側、弟子屈町に位置する国内最大級のカルデラ湖。
かつて起きた北海道で起きた弟子屈地震により水質が酸性化し、一時は魚が棲める水質ではなくなったのですが、地域住民や釣り人の放流事業などにより復活を果たした歴史ある湖です。
原生林に囲まれた自然豊かなこの地は、数多くの人々を魅了します。釣り人以外にも、多くの観光客やキャンパー、カヌーイングを目当てに連日人の姿が絶えることはありません。
屈斜路湖では、主にニジマス、アメマス、ヒメマス、イトウ(レア)、ウグイが主に釣ることのできる魚種となっています。湖の氷結が溶け始める4月からシーズンはスタートし、気合の入った釣り人は吹雪の中12月下旬くらいまで通う人もいます。
特に人が集中する時期としては、5月~6月、10月~11月末にかけて。夏場でも釣りはできますが、水温が高くなることもあり、あまり釣り人は見かけません。ただ、6~7月はモンカゲロウやエゾハルゼミ、8月~9月にかけてはカメムシなどがベイトとなるため、パターン釣り狙いでフライマンが訪れる事が多いようです。
屈斜路湖の場所
女満別空港から美幌バイパス~国道39号で美幌町を経由し、国道243号を南東へ走れば迷わず到着!空港から約1時間30分のドライブです。道中の美幌峠から見る屈斜路湖の景色はまさに絶景!車を停めて見る価値ありますよ〜♪美幌峠売店の名物「あげいも」もオススメです!
屈斜路湖の魚釣りルール・レギュレーション
屈斜路湖に漁業権はないので、基本的には自由に釣りをして大丈夫です。とは言っても、大切な資源なのでキャッチアンドリリースが推奨されています。また、駐車スペースなどには配慮が必要です。民有地に無断で車を停め問題になっている事例もありますので、際どい時は必ず了解を得た上で駐車しましょう。
広大な屈斜路湖ではボート・カヤックも利用可能
屈斜路湖はとても広大なフィールドなため、陸っぱりでは狙えない魚はどうしても出てきます。沖の方でライズしているのを見て、「あそこが狙えたらなあ・・・。」と思うこともしばしば。
そんな時に試してみたいのがボート、カヌーフィッシングです。
メリットはなんと言っても未開の地を攻略でき、陸からは狙えない層の魚にアプローチができること。そしてなにより、ロマンがあります!トラウト達がたくさん釣れるポイントを探すために屈斜路湖に漕ぎでるのはワクワク感がありますよね。
北海道の釣人の間で屈斜路湖での釣りはしばしば、修行と称されるように数は釣れないという印象がありますが、それは陸っぱりだからという話。カヌーやボートであれば普段狙えないポイントへアプローチでき、良型トラウトの数釣りができる事があります。カヌーやボートを使った釣りは沢山数を釣りたい初心者にもオススメです!
屈斜路湖で釣れる魚類達
屈斜路湖で釣れる魚は主にニジマス、アメマス、ウグイ、イトウ、ヒメマスの4種類。
この中でも特に狙いたい魚は、シルバーメタリックに銀毛したニジマス!ヒット後のジャンプとダッシュはスピード感に溢れ、魅了される人がとても多いんです。
屈斜路湖で釣れる魚.シルバーメタリックに輝くニジマス
屈斜路湖で釣れるニジマスのサイズ・・・40〜60cm。ごく稀に70オーバーが釣れることも。
屈斜路湖へ来る釣り人の8割はこの魚を狙って来るのではないかと思います。40〜50cmのニジマスは非常に引きが強く、ヒットと同時にリーリングがストップし、心地よいドラグ音が「ジジジ」と鳴らされるでしょう。5〜6月、9月下旬〜12月中旬くらいまでは狙える魚です。
ルアーの場合は、20g〜35g程度のメタルジグやシンキングペンシルがオススメ!とにかく飛距離を出し、沖の回遊してくるニジマスを狙いましょう。フライの場合は時期により異なりますが、5月〜6月はミッジ、モンカゲロウ、夏から秋にかけてはテレストリアル系のフライがよく釣れているようです。
屈斜路湖でニジマスが釣れるポイント
屈斜路湖で釣れる魚.水中の紅葉ヒメマス
屈斜路湖で釣れるヒメマスのサイズ・・・20cm〜30cm
秋の屈斜路湖と言えばヒメマス。北海道外からもこの魚を目的に釣り人が屈斜路湖を訪れるほどです。
産卵期(10月~11月)になると浅瀬に寄ってきては、「バシャバシャ」と元気な姿を見せてくれます。1年に1回はやりたい釣りですが、繰り返しヒメマス狙いで来る人は少ない気がします。
釣り方としては、パターンを見つけるまで色々と試す事が多いですが、スプーンやミノー、スピナーなんでも食らいつくときは案外簡単に釣れます!注意点として、岸際にいるヒメマスは既に産卵に向かっているためほとんど見向きもせず、スレ掛かってしまう可能性もあるため、基本は沖の魚を狙いましょう。
屈斜路湖でヒメマスが釣れるポイント
屈斜路湖で釣れる魚.コンディションの良いアメマス
屈斜路湖で釣れるでアメマスのサイズ・・・40cm〜70cm(80cmも夢ではない!)
屈斜路湖のアメマスはとてもコンディションが良く、小さくても50cmくらいの良型が最近は良く釣れる印象があります。基本の釣り方は先に説明したニジマスの釣り方と同じ要領がおすすめ!
ルアーの場合、トウィッチなどのアクションをかけすぎると、ヒットするサイズが小さくなる印象があるので基本はただ巻きで充分です。
屈斜路湖でアメマスが釣れるポイント
屈斜路湖でキャンプと魚釣りを楽しもう
ニジマスを始め、アメマス、ヒメマスなど豊富なトラウトが釣れる屈斜路湖ですが、そのフィールドの広大さ故にボートやカヌーを使っても、とても1日では攻略できません。せっかく屈斜路湖を訪れたのなら納得できるまでとことん魚釣りを突き詰めたいですよね。
屈斜路湖でキャンプと温泉が楽しめる和琴半島湖畔の場所
そこで、魚釣りに疲れたらキャンプを挟むような、時間と気持ちに余裕のある釣り旅で過ごすことを私はおすすめします。冒頭でもお伝えした通り屈斜路湖はキャンプ地としても大人気です。
北海道が誇る有名フィールド屈斜路湖、これから訪れる予定のある釣人の方はぜひ、屈斜路湖キャンプ場無料の露天風呂も立ち寄ってみてください。
釣りで冷えた体を天然の自然露天風呂で温め、夜は綺麗な星空のもと焚き火やキャンプ飯を作り、最後はコーヒーで締める!という最高の贅沢を体感して頂ければ嬉しいです!
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