ということで、琵琶湖での春のバス釣りで周りの釣り人と差を付けるためのエリア・ルアーを教えてください!
ですが、エリア選択を間違えると魚との遭遇率も低くなります!
そこで周りのアングラーと差を付けるため、春のブラックバスの生態、エリア・ルアーをしっかり解説していきますよ。
春時期の琵琶湖ブラックバスの生態をチェック
春の琵琶湖でバス釣りをするなら、ブラックバスの生態で重要な「スポーニング」について理解しておく必要があります。
スポーニングをわかりやすく表現すると産卵行動です。必ずこの通りに行動するので、パターンがつかみすい時期でもあります。
ブラックバスのスポーニングの流れは次の通り。
- スポーニングを意識してシャロー(浅場)に入る
- オスがネスト(産卵床)を作りメスを迎え入れて産卵する
- メスは去りオスがネストを守る
- 孵化してしばらくするとオスも去る
琵琶湖は3~5月いっぱいがスポーニングシーズンで、体力のある大型のバスは2月中旬から動き始めることも多いです。
琵琶湖のスポーニングシーズンはデカバスが狙える!
この時期の琵琶湖はシャローに上がってきたバスの密度が高く、繁殖に参加できる大型の個体が集まっているため、デカバスが狙いやすいです。
ちなみに、スポーニングにも段階があって、
- プリスポーン(産卵前:2月後半~3月中盤)
- ミッドスポーン(産卵中:3月後半~4月末)
- アフタースポーン(産卵後:5月末まで)
という3つの呼び方をします。
月は年によって前後するので、あくまで目安です。プリスポーンは数は少ないものの体力のある大型のバスが多く、ミッドスポーンになるにつれて数釣りができるようになります。
アフタースポーンは、スポーニングで体力を消耗してしまうため活性が落ちますが、次第にエサを取り始め荒食いも始まります。
プリスポーンの時期は、まだ水温が上がり切っていないので、反応がなければ冬の釣りが必要なときもあります。詳しくは、こちらの記事を参考にしてみてください。
春の琵琶湖バス釣るためのエリア選び
スポーニングを意識したバスはシャローに入ってくるため、琵琶湖のエリア選びもシャローがメインです。
加えて、水温が上がりやすい(水温の上昇がスポーニングを誘発するため)ワンドだったり、ディープ(深場)からシャローに移動する際に立ち寄るストラクチャー(障害物)だったりなど、スポーニングならではのエリア選びのポイントがあります。
その点をふまえて、春の琵琶湖バス釣るためのおすすめエリアを2つご紹介します。
春の琵琶湖バス釣りおすすめエリア.1:南湖東岸
南湖の東岸はスポーニングエリアとして一級スポットです。
特に「赤野井周辺」は大きなワンドになっているので、北湖や琵琶湖大橋付近のディープからたくさんのバスが入ってきます。
有名どころだけに釣り人も多いですがバスの密度も高いので、時間をかける価値は十分にあります。反応がない場合でも、南側の「烏丸」やディープに隣接したシャローがある「琵琶湖大橋付近」に移動しやすいのも大きな魅力です。
春の琵琶湖バス釣りおすすめエリア2:南湖西岸
南湖西岸のシャローは、スポーニングを意識したバスが多く入ってくるエリアです。
おすすめは赤野井の対岸にあたる「山の下湾」。湾内のシャローはもちろん、
- 河口の地形変化
- アシ
- ブッシュ
など、スポーニングで入ってきたバスが身をよせるストラクチャーが多いのも嬉しい点です。
反応がなければ、この湾の南北にもスポーニングエリアが広がっているので、移動するのも手ですね。
住宅が近い場所では、騒いだり、迷惑駐車をしたりなど、住民トラブルにならないよう注意しましょう。
春の琵琶湖でバスを釣るためのおすすめルアー・リグ5選!
春の琵琶湖ではエリアだけでなくルアー・リグ選びも重要です。
大前提は「シャローを効率良く攻められる」こと。水深が浅く根掛かりやゴミを拾ってしまうことも少なくないので、ストレスなく投げられるルアーが本当に重宝します。
そのポイント押さえたうえで、食わせの間を作れたり、リアクション(威嚇)で口を使わせたりできるルアーを用意することが大切です。
ここでは、その点をふまえて春の琵琶湖でバスを釣るためのおすすめルアーとリグを5つご紹介します。
春の琵琶湖おすすめルアー.1:ルドラ130SP
春の琵琶湖で外せないおすすめルアーが「ルドラ130SP」です。
シャローを攻められるうえに、速さ・動きの緩急を付けやすいので、幅広い状況でバスに口を使わせることが可能。根掛かりしそうな場所でも巻くのを止めれば、浮力でストラクチャーを回避できます。
ただ巻きでも良いですが、ときにジャークとストップ入れて反応を見ることが大切です。
春の琵琶湖おすすめルアー.2:TN70
スポーニング前に体力をつけるためベイトを追うバスには、バイブレーションの「TN70」がおすすめです。
飛距離に加え、根掛かりも回避しやすいので、広範囲を効率よく探ることができます。また、この時期はリアクションで口を使うことも多いため、音や振動によるアピールと速い動きが釣果につながることも少なくありません。
ただ巻きがメインで、ちょっとしたリップラップ(石積)やストラクチャー周りはリフトアンドフォールが効果的です。
春の琵琶湖おすすめルアー.3:HPF クランク
春の琵琶湖ではシャローを重点的に攻められる「HPFクランク」が重宝します。
ディープから上がり切っていてシャローにいる可能性が高い場合は根掛かりが少なく、ゆっくり見せて食わることが可能です。バイブレーションでは根掛ったり、ゴミを拾ったりする場合におすすめします。
アクションはゆっくりしたただ巻きが中心。反応がなければストップアンドゴーをおり交ぜて使います。
春の琵琶湖おすすめリグ.1:スコーンリグ
ボトム(底)にストラクチャーが特に多い場合はスコーンリグを投入します。
一定の層を引くことはやや難しいですが、根掛かりの心配がないので、サーチベイトとして効果的です。また、ブレイク(水深が急に深くなる場所)や立木など、スポーニング中にバスが集まりやすいポイントを積極的に攻めることが可能。
ハードプラグでは厳しい状況ではスコーンリグがおすすめです。
ブレイク周辺ではただ巻き、立木などのストラクチャーではフォールさせてバイトに持ち込みます。
春の琵琶湖おすすめリグ.2:ヘビキャロ
シャローに上がり切ってない場合は、ヘビキャロを使います。
飛距離が出るので、遠浅なエリアでもブレイクを狙うことが可能です。また、釣り人が多いことでシャローのバスの反応がいまいちでも、フレッシュなエリアを攻めれば釣果につながりますよ。
基本的にゆっくり引いてきて、ボトムに変化があったら止めて食わせの間を作ります。
春の琵琶湖バスを釣るにはシャローを効率よく攻められるルアーセレクトを!
春の琵琶湖は「シャローをいかに効率よく攻めるか」がバスを釣るためのポイントになります。
- 広範囲を探ってボトムの状態を確認する
- 状況に合ったルアーを選びバスの反応を確認する
この流れを基本にして、アタリなど生命反応をもとにバスがどの位置にいるのかもう一段階絞り込みます。
「シャローなのか、岸よりのストラクチャー周辺なのか、はたまたブレイク」といったところまでわかれば、ルアーは決まってきます。
春は琵琶湖でレコードクラスのバスが1番釣りやすい季節です。
さらに、シャローというおかっぱりから攻められるエリアで狙えるとあれば、全国各地から釣り人が足を運ぶのも無理はありません。
数か月の短い期間ではありますが、爆発的な釣果が出る季節なので、春の琵琶湖ならではのバス釣りを堪能してみてください。
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