ウェーダーは魚釣りから水辺のアウトドアまで、1着持っていると便利ですよね!
今回はウェーダーの購入を迷っている初心者の方向けに選び方のポイント、おすすめ商品3選をご紹介。
あなたの使い方に合せて、最初の1着を選んでみましょう!
ウェーダーを魚釣りで使うメリットは3つ!
ウェーダーがあると、魚種問わずオカッパリの釣りでは圧倒的に有利になります。
ウェーダーの有無で釣果に大きな差が出ることも少なくありません。
ここでは、ウェーダーがあることで魚釣りが有利になるシーンをご紹介するので、「自分の釣りに利用できる」という方は参考にしてみてください。
ウェーダーのメリット1.ルアーの届く範囲が広がる
ウェーダーの最大のメリットは、「ルアーの届く範囲が大幅に広がる」ことです。
オカッパリでは、どうしても岸際で釣るしかありませんがウェーダーがあれば水の中に入れるので、リールの性能に頼らずとも距離をかせぐことができます。
沖まで水深が浅い遠浅の場所では、歩いて沖のブレイク(急に深くなる場所)に近付けたり、岸から届かないウィードエリアを攻められたりなど、ポイントが増えます。「魚との距離が近くなる」と言っても過言ではありません。
ウェーダーのメリット2.警戒心の薄い魚を狙える
ウェーダーで立ち込むと、警戒心の薄い魚を狙うことができます。
岸から近い場所ほど釣り人が多いので、魚が警戒してスレていることも少なくありません。少し水に立ち込むだけでも、まだ狙われていない魚に出会える確率が上がります。
「オカッパリの釣りでは遠くに投げる方が有利」と言われる理由の1つです。
ウェーダーのメリット3.服が濡れない・汚れない
「水に入るだけなら水着やクロックスでも大丈夫」と思われるかもしれません。
しかし、水に入る度に濡れていると乾くまで待ったり、着替えたりなど、手間が増えてしまいます。ウェーダーは水を通さないので、服が濡れることも汚れることもありません。
とくに、シーバスやサーフ(砂浜)の釣りでは、ベタベタする海水に濡れることなく釣りができるのも嬉しい点です。また、外気の影響を受けにくいため、水の冷たい冬でも釣りができます。
岸際に根掛かりしたルアーを回収できる
岸から近い場所であれば、根掛かりしたルアーを回収できることもあります。
ちょっとしたことですが、回収できればルアー1つ、数千円を失わずに済みます。野池などでは根掛かりした場所を覚えておいて、減水した頃に行くと、岸際のルアーを高確率で回収することが可能です。
ウェーダー初心者向けの選び方!注目すべき3つのポイント
ウェーダーを選ぶ際、初心者が注目すべきポイントは次の3つです。
- 長さ(背丈)
- 材質
- ソールの種類
ウェーダーの長さによって、入れる水深が変わります。
また、材質が異なれば保温効果が高かったり、透湿効果があったりなど快適性に関係します。足裏のソールは、コケが生えた岩場や砂地など底質によって最適なものを選ぶことで、滑りづらくより安全に釣りをすることが可能です。
ウェーダーを選ぶ際に初心者が注目すべき3つのポイントをふまえて、ウェーダーの選び方を解説するので、釣りのスタイルやメインフィールドに合わせて選んでみてください。
初心者向けウェーダー選びのポイント1.長さのタイプ
ウェーダーの長さは、3タイプにわかれます。
- チェストハイ:胸上
- ウェストハイ:腰
- ヒップ:太もも上部
ウェーダーが体のどの位置まであるか変わるので、立ち込める水深が大きく異なります。
チェストハイは胸のあたりまである1番大きなサイズで、より深い水深まで入れます。ウェストハイは腰まであるため、水深が浅い場所向きです。
ヒップは太ももの上まであるタイプで、ひざ程度の水深で使用します。
そのため、初心者におすすめできるのは、どの水深でも使えるチェストハイです。
脱ぎにくかったり、少し暑かったりしますが、「水に入って遠くまで投げられる」というウェーダー最大のメリットを1番発揮できるタイプです。
遠くに投げる必要がなかったり、水深の浅い渓流エリアだったりする場合は、動きやすいウェストハイもおすすめです。
初心者向けウェーダー選びのポイント2.使われている材質
ウェーダーの材質を大きくわけると「ナイロン」と「防水透湿性生地」、そして「ネオプレン」の3種類です。
ナイロンは、ウェーダーのなかでも1番一般的な素材で、安価な反面、透湿性がなく蒸れることがあります。
防水透湿生地は、透湿効果があって蒸れにくいのが特徴です。
ただ、ナイロンよりも値段は張ります。
ネオプレンは、ウェットスーツに使われることもある保温効果が高い素材です。冬の釣りで使います。
最初のウェーダーとしては、ナイロンがおすすめです。
ナイロンは価格がお手頃で入手しやすく、種類も豊富です。使用感を確かめてウェーダーの釣りをつづけていく場合は、防水透湿性生地も視野に入れてみてください。
ネオプレンは汎用性が低いため、よっぽど極寒の釣りがメインでない限りは必要ありません。ナイロンや防水透湿生地でも、着込んで防寒対策することで冬の釣りができます。
初心者向けウェーダー選びのポイント3.ソールタイプ
ウェーダーの釣りで、安全性につながるのが「ソール」です。
ソールの材質には次の3つがあります。
- フェルト:化学繊維
- ラジアル:ゴム
- フェルトスパイク:化学繊維に金属製のスパイク
フェルトは化学繊維でできているため、さまざまな底質に繊維が食い込みグリップも高いです。コケの生えた岩やコンクリート、砂利など、さまざまな場所で使える1番汎用性が高いソールです。
ラジアルはゴム製で、砂利やコンクリート、軽い岩場で使います。ただし、コケが生えていたり、濡れていたりすると滑ることがあるため、本格的なウェーディング(ウェーダーを使った釣り)にはおすすめしません。
フェルトスパイクは、フェルトに金属製のスパイクが付いているタイプです。
フェルトのみだとコケや泥がからみついてグリップ力が落ちることがありますが、スパイクがあるので、そういった場所でも滑りにくいです。一方で、コンクリートや凹凸の少ない岩盤ではスパイクが滑ることがあります。
通常のウェーディングでは汎用性の高いフェルト、もしくはフェルトスパイクがおすすめです。
ウェーダーの用途は魚釣りだけじゃない
ウェーダーは、釣り以外にも活用することができます。
渓流エリアで沢を登ったり、川辺の魚捕り(ガサガサ)に役立ったりなど、水辺のアウトドアで重宝します。
また、自然豊かな山や水辺には、
- アブ
- ヤマビル
- マダニ
といった厄介な生き物もいますが、ウェーダーを履いていると大部分は防ぐことが可能です。河川だけでなく、海でも潮だまりのような比較的安全な場所であれば、魚捕りに使うことがあります。
初心者向におすすめのウェーダー3選!
ここでは、初心者におすすめのウェーダーを3つ厳選してご紹介します。
ウェーダーといっても、用途によって選び方が異なるので、コケが生えている場所や岩場など足を運ぶことが多い釣り場の底質と使用頻度を考慮して選んでみてください。
今回ご紹介するウェーダーは、幅広い環境で使用できて価格も控えめな「最初の1本」におすすめのものです。
初心者おすすめウェーダー.1:エクセル チェストハイウェーダー OH-820
【タイプ】チェストハイ
【材質】ナイロン
【ソール】フェルト
安価なエントリーモデルのウェーダーです。
5000円前後で入手できるので、「ウェーダーを使った釣りを試してみたい」という方におすすめします。
胸まであるチェストハイタイプで、少し深い場所でも立ち込むことが可能です。フェルトソールなので、バスや渓流釣りなど幅広い環境で使用できます。
強度が高いわけではないため、使用頻度が高かったり、ヤブや岩場など傷付きやすい場所で使ったりする場合は、後ほどご紹介するウェーダーがおすすめです。
初心者おすすめウェーダー.2:ダイワ フィッシングウェーダー タン FW-4201R
【タイプ】チェストハイ
【材質】ナイロン
【ソール】フェルト
ダイワ製で素材がしっかりしていながら、価格も控えめでバランスがよいです。
丈夫なので、丁寧に扱うと数年使えることも珍しくありません。「ウェーダーの釣りを本格的に始めたい」という方には、こちらの製品をおすすめします。
チェストハイ、フェルトソールなので、河川や湖沼の釣りなど、幅広い環境で使うことができます。
初心者おすすめウェーダー.3:DRESS チェストハイウェーダー AIRBORNE
【タイプ】チェストハイ
【材質】ナイロン
【ソール】フェルトスパイク
お手頃なウェーダーですが、機能性に優れます。
フェルトスパイクなので、滑りやすい川底はもちろん、ちょっとした岩場でも使うことができます。フェルトが苦手な泥底でも、比較的滑りにくいです。
大きめのポケットも付いているので、ルアーケースや小物を収納することも可能です。デザインもおしゃれで、「釣りは見た目も重視したい」という方におすすめします。
使い勝手のいいウェーダータイプはチェストハイのフェルトソール!
ウェーダー初心者向けに釣りで役立つ場面と選び方、そしておすすめの製品3選をご紹介しました。
ご覧いただいたとおり、ウェーダーにも種類があります。まず、1着だけ選ぶのであれば、チェストハイウェーダーのフェルトソールがおすすめです。
1番汎用性が高い組み合わせなので、どのような場所でも使うことができます。コケや泥が多い場合はフェルトスパイクもよいですが、フェルトのみでも、たまにソールを石やコンクリートにこすって詰まったコケや泥を落とせば問題ありません。
ウェーダーは釣り以外にも魚捕りや沢登りなど、水辺のアウトドアにも使用できる便利なものです。暑くなる季節は水に入って釣りをすると、暑くなく冷えすぎもせず快適に釣りができます。
釣りの幅が広がり魚との距離も近くなるので、ぜひ、ウェーダーの釣りに挑戦してみてください。
水辺の生き物達の生態、飼育方法、珍しい生き物についての記事をお届けしてますので、どうぞよろしくお願いします。
ソルフレ【Salt&Fresh】
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