そこで、今回は琵琶湖で釣れるブラックバスが餌としているベイトフィッシュについて教えてください。
加えて、琵琶湖でのバス釣りに限らずに、対象魚の生態を知るのは釣果に結びつきますので、ぜひこの機会に覚えていただければと思います。
琵琶湖と言えば、日本有数の生態系を持つ、生物の宝庫。
そんな琵琶湖で育つブラックバスはどんな餌を食べているのか、気になりますよね!
今回は生態系豊かなフィールドでブラックバスが餌としている、ベイトフィッシュを解説していただきます。
ブラックバスの餌と生態を知ることで釣果と釣り方の幅を広げてみましょう。
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ブラックバスが食べる餌、ベイトフィッシュを知る!琵琶湖編
琵琶湖で安定した釣果を上げるには、ブラックバスが餌にしている「ベイトフィッシュを知る」ことがとても重要です。
生き物である以上食べなければ生きていけないので、年中問わず必ず餌を追っています。
言い換えると、「ベイトフィッシュがいる場所にはブラックバスがいる」と言えるため、ポイント選びでは地形変化と並んで1番重要な要素です。
また、ブラックバスが追っている餌、ベイトフィッシュに近いルアーを送り込むことで、バイトに持ち込める確率がグッと上がるのは言うまでもありません。
- ブラックバスを探しやすくなる
- 捕食する確率が高いルアー選びが可能
ベイトフィッシュを知ることで得られるこの2つのメリットは、釣果にはっきり結びつきます。
琵琶湖のベイトフィッシュには旬がある
琵琶湖のバス釣りではベイトフィッシュ探すことが重要ですが、餌の種類によって旬があることを把握しておきましょう。
ベイトフィッシュは、いつも同じ種類が同じ場所にいるとは限りません。たとえば、おかっぱりの釣りで言うと、ワカサギは冬に接岸してくるため、夏にワカサギをメインとしたパターンを組み立てようとしても釣果には結びつきにくいです。
季節ごとにバスが1番餌にしているベイトフィッシュを探すことができれば、エリアを絞ることは難しくありません。
ブラックバスが食べている餌は5種類
ブラックバスが食べている餌の種類は主に4つに分類されます。
- 魚類
- 甲殻類
- 昆虫類
- 両生類
陸地に生息している昆虫類と両生類は、オーバーハングのある場所や雨の後の流入で餌にされることが多いです。ただし、必ず水辺にいるとは限らないうえに冬場になると姿を消すため、通年使えるパターンではありません。
一方で、魚類と甲殻類は間違いなく水中にいて、一年中バスの餌になっている外せない存在です。
時期によって決まった場所で決まった行動(産卵や遡上など)をすることもあって、パターンがわかりやすいのもポイント。
ここでは、魚類と甲殻類のなかでも、特にバスのベイトフィッシュになりやすい5種類をご紹介します。
琵琶湖のベイトフィッシュ1.ブルーギル
琵琶湖では「ブルーギル」も立派なベイトフィッシュです。
幼魚~成魚(5~20cm程度)までさまざまなサイズがいるうえに、生息場所や行動パターン(ストラクチャーにつく、ベイトを捕食するなど)がバスと似ているため、餌になることは少なくありません。
ブルーギルパターンは春~秋の暖かい時期であれば成立します。ブルーギルを模したビッグベイトを住処になっているストラクチャー付近に通すと、大型のバスがバイトしてきます。
琵琶湖のベイトフィッシュ2.アユ
琵琶湖に生息する「アユ」は主に次の2つのタイプに分かれます。
- コアユ
- オオアユ
コアユは湖内で生活してあまり大きくならないことから(10cm前後)、その名で呼ばれます。
春~夏にかけて岸際で群れるコアユを追うバスは少なくありません。一方、河川を生活圏として成長するアユはオオアユと呼ばれ、コアユよりも大型(20cmを超える)になります。
コアユもオオアユも晩夏~秋(8~10月)に河川を遡上して産卵するため、この時期は河口やその周辺に集まるアユを餌にするバスを狙う「アユパターン」が有名。
ベイトフィッシュに近いフォルムとアクションを出せるI字形ルアーやシャッドテールを使った釣りがおすすめです。
琵琶湖のベイトフィッシュ3.ワカサギ
「ワカサギ」は10~15cm程度の大きさの魚で、春~秋は比較的水深の深い場所に生息しています。
冬(12月後半~翌年2月末頃)になると、産卵のため琵琶湖に流入する河川や水路、その付近の浜に接岸してくるので、ワカサギをメインベイトにするバスを狙う「ワカサギパターン」で釣果を上げる釣り人が目立ちます。
ビッグベイトやシャッド、ジグヘッドリグのミドストが効果的です。
琵琶湖のベイトフィッシュ4.ハゼ
「ハゼ」は5cm前後の小型の底棲魚で、動きが遅いためにバスの餌になることが多いです。
ハゼといっても、
- イサザ
- ヨシノボリ
- ウキゴリ
など、種類も豊富。リップラップから浜まで幅広い環境に生息しているので、回遊系のベイトフィッシュが見当たらない場合に、ハゼパターンを意識したストレートワームのネコリグやダウンショットリグが切り札になることがあります。
シーズン問わず通用するメソッドです。
琵琶湖のベイトフィッシュ5.スジエビ
「スジエビ」は魚類と同じぐらい頻繁に食べられています。
3~4cm程と食べやすい大きさにくわえ、夏の高水温から冬の低水温まで活発に動き回るため、シーズン関係なくバスにとって格好の餌です。
リップラップはもちろんですが特に水草が繁茂するエリアでは、エビパターンがカチッとはまることも少なくありません。
ホグワームや2.5インチ前後のシャッドテールが最適です。
琵琶湖のベイトフィッシュを知れば釣果に繋がる!
琵琶湖のバス釣りではベイトフィッシュを追えるかどうかが釣果に直結します。
ブラックバスの餌は豊富な種類が生息していますが、今回ご紹介した、
- ブルーギル
- アユ
- ワカサギ
- ハゼ
- スジエビ
これらの生物はブラックバスのメインベイトになることも少なくないので、パターンとして把握しておくことが重要です。
うまくベイトフィッシュ、バスの餌を探してルアーとパターンをアジャストできれば、数・サイズは自ずとついてきます。
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